長浜ナンバーワン 祇園店(祇園)
1971(昭和46)年、屋台で創業した長浜ナンバーワン。屋台を閉めた現在では路面店と商業施設内に店舗展開しており、福岡市内だと6店舗(姉妹店の長浜店含む)もある。博多駅デイトスの「博多めん街道」や、キャナルシティ博多の「ラーメンスタジアム」にも出店しているほか、東京も大岡山に店舗があるので、県外の人にも認知度が高いラーメン店と言えるだろう。
どの店でもクオリティが高いラーメンを提供していると思うが、個人的にナンバーワンの中のナンバーワンは祇園店だと思っている。屋台から独立した店主の創業店という事もあるだろうが、やはり昔ながらの製法を愚直に守り続けている姿勢も大きいのではないかと感じるのだ。ちなみに、他の店はロゴ入りの丼を使うが、昔ながらの雷文入り丼を使うのは祇園だけだ。
適度に乳化したスープがとにかく美味しい。臭みがないのにしっかりとした混じり気ナシの豚骨感。釜と平ざるを使ってあげた低加水細ストレート麺はトリオ製麺のもの。具はチャーシューとネギだけだが、スープと麺という骨格がしっかりしているので、着飾る必要はまったく無い。550円という価格は長浜ラーメンは安いものである、という想いの表れだ。
そしてこの店で食べるべきサイドメニューは手作りの餃子。一からすべて店で仕込み、冷凍せずに焼き上げるこだわりは、屋台出身であるという事の矜持。ラーメンも餃子も安くて美味い。意外とこういう店は少ないものだ。
長浜ナンバーワン 祇園店
福岡市博多区祇園町4-64
市営地下鉄空港線「祇園」駅より徒歩2分
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