元祖ラーメン長浜家(中洲川端)
福岡長浜のラーメン事情を語ると若干ややこしい。いわゆる「ガンナガ」と呼ばれる店が3軒あり、元々の本家は「元祖長浜屋」で、そこ出身の人が出した店が「元祖長浜家」。さらにそこから出た人が出した店が「元祖ラーメン長浜家」である。もう店名から間違い探しであるが、ラーメンの丼やビジュアル、メニュー構成、店内の雰囲気に至るまで間違い探ししても困難なくらいのソックリ感である。そんな3軒が歩いて目で見えるところに乱立しているのは、これはもう東京では考えられない光景だ。
そんな中、事態が急変。この6月に三番目のガンナガである「元祖ラーメン長浜家(いわゆる家2)」が川端商店街へと電撃移転したのである。長浜の店舗の建物が取り壊しになるということでの移転。それがまさか中洲に程近い町中に移転してくるとは。しかも「風び」「はかたや」などの人気ラーメン店が並ぶ激戦区。これはもう間違いなく長浜時代よりも売上げが上がること確定だな。
東京の人間からすれば思いのほか太めのストレート麺、濃度の薄いスープ、全面に無造作に散らされたネギ、チャーシューではなく「肉」。長浜から移転してもそのビジュアルとクオリティは変わらず。のはずなのだが、ここ最近「元祖長浜屋」でも感じていることなのだが、間違い無く豚骨スープの旨味が増しており、スープが美味しくなっているのだ。酔った勢いで食べるガンナガではなく、普段使い出来るガンナガになってしまった。うぅむ、美味しくなったのなら喜ぶべきなのだろうが、うぅむ。
元祖ラーメン長浜家
福岡市博多区上川端町10-242
市営地下鉄空港線「中洲川端」駅より徒歩5分
0コメント