【閉店】一風堂 薬院店(薬院大通)

 今年の一風堂夏の限定はつけ麺の二本立てである。前半は「博多細つけ麺」で、後半は「東京太つけ麺」というラインナップ。薬院大通駅から至近の薬院店は、力の源カンパニー本社に併設されており、現在は暖簾分け店主に業務委託されている店舗だ。

 この「博多細つけ麺」は昨年夏にも提供されているのだが、実は私も少々関わっている。それまで一風堂のつけ麺は豚骨魚介太麺のものだった。しかし、それは博多のラーメン店である一風堂らしくないのではないか。私なら細麺バリカタの麺でつけ麺を食べたいし、東京にはそんなつけ麺は存在しない。と創業者の河原氏に伝えたところ、それがきっかけになって生まれたメニューなのだ。

 つけダレはもちろん豚骨スープだが、カットされたオリーブとオリーブオイルが加えられ、独特の香りとコクがある。去年と基本的にはレシピが同じとのことだが、よりコクと一体感が増したように感じる。そして麺は自家製細低加水ストレート麺をしっかりと水で締めて。バリカタとはまた違うこのザクザク感こそ、水で締めた博多麺でなければ味わえない食感。言い出しっぺだから言うわけではないが、やはり一風堂がつけ麺を出すなら、やはりこうでなければ。


一風堂 薬院店
福岡市中央区薬院1-10-1
市営地下鉄七隈線「薬院大通」駅より徒歩2分

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