ラーメンやまもと 春日本店(博多南)

 福岡に何度も来ていると偉そうに言いながら、春日市に来るのは初めての事。こちらは1983(昭和58)年創業と、35年にわたり愛されているお店。元は「福一ラーメン」の暖簾分け店としてスタートしたが、今から10年程前に道路整備により移転したのを機に店名も変えてリニューアルした。現在の店主は二代目となる。
 古き良き昔のラーメン店の佇まい。華美な装飾はないものの、しっかりと清掃が行き届いており清潔感がある。メニューも余計なものがなくスッキリとシンプルな構成。白飯もライスではなく「めし」と書き、チャーハンではなく「焼めし」だ。

 古き良き博多ラーメンの設計はそのままにブラッシュアップしたような。鹿児島県産の豚頭を丁寧に下処理して、継ぎ足しはせずにフレッシュなスープを取り切る。臭みが全くなくて、背脂がしっかりと乳化したスープはしつこさがなくてコクがある。タレが控えめで豚骨の旨味を感じられるバランスが絶妙だ。オリジナルの極細麺は絡みやすいようにと圧力をかけてやや楕円にしたもので、ザクザクとした食感が軽やかで心地良い。鶏スープで炊いたご飯を使ってパラリと仕上げた焼めしも美味しいなぁ。


ラーメンやまもと 春日本店
春日市下白水南1-8

JR博多南線「博多南」駅より徒歩15分

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