長浜屋台やまちゃん 中洲店(中洲川端)
「ラーメン居酒屋」「ラーメンダイニング」などという気取った言葉が生まれる前から、やまちゃんは間違いなくラーメン居酒屋であった。屋台発祥の店だけに、ここはラーメン専門店というよりも、焼鳥や一品料理とお酒を楽しんで、締めにラーメンを喰らう店。それが中洲にあるとなればなおさらだ。
中洲にはそれなりに締めの店が揃っているので、やまちゃんは親不幸の店に行く事が多い。いわゆる屋台のライブ感は親不幸には負けるものの、こちらもなかなか活気があふれている。いくつか料理を楽しんだ後、久々にやまちゃんの豚骨を頂く。麺はカタで、30秒なのね。
茶褐色のスープは表面にラードの層が厚く横たわる。塩気がやや強めなのは酔客に合わせているのだろう。ザクッとしつつもしなやかさもある細麺をワシワシと。ネギがたっぷりなのも嬉しい。
誰もが頭に思い描くステレオタイプな長浜ラーメン。美味しいとか不味いとかではなく、こうでなければならないとでも言おうか。今年で創業33年、いつまでも在り続けて欲しい福岡のノスタルジックラーメンだ。
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