【閉店】博多豚骨ラーメン 伍(中洲川端)

 2014年に『ラーメン5』として創業したこの店。国体道路沿い春吉橋近く、パチンコ玉屋併設という好立地。以前は豚骨鶏ガラ牛骨馬骨アゴ出汁の5スープというラーメンを出していたが、2018年に店名を変えて豚骨と油そばの店にブランドチェンジ。5時代に行って足が遠のいていたのだが、メニューが随分変わっていたので約10年振りの再訪。
 イチオシメニューの「春吉ブラック」はいわゆるマー油豚骨。福岡市内だと『博多新風』など数えるくらいしか思いつかない。得てしてこの手のラーメンはブラックと言ってもそこまでマー油が張られておらず、ブラックというよりグレーじゃね?というスープが多いのだが、こちらはマー油がガッツリで最後まで真っ黒スープ。
 スープは臭みのないマイルドな豚骨で、マー油は漉しがやや甘くて少し苦味もあるが許容範囲。麺は青木食産の低加水細麺で、ステレオタイプな博多麺。白髪ネギを乗せているのは黒いスープとの対比狙いなのだろう。無難に美味しくまとまっている豚骨ラーメンで、特にマー油好きな人は十分満足出来るのではないだろうか。
 ラーメンもさることながら、以前と決定的に変わったのは営業。キビキビと動き声掛けや声出しもしっかりしていて、ホスピタリティも十分。これだけで美味しさが増すというもの。やはりお店って人なのだなぁと。便利な場所にあるのでまた訪問してみたい。

博多豚骨ラーメン 伍
福岡市中央区春吉3-12-1

市営地下鉄空港線「中洲川端」駅より徒歩6分


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