横浜家系ラーメン 角蔵家(博多)

 昨年からにわかに横浜家系ブームが到来している福岡。2021年になってもその勢いは止まらず、2月には今泉国体沿いに宮崎の「ひろき家」が進出。さらにこの日から3日連続で家系の新店がオープンする過熱ぶり。この日、博多バスターミナル8階の食堂街「博多味のタウン」にオープンしたのは『横浜家系ラーメン角蔵家』。見ての通り町田商店を展開するギフトによるフランチャイズ店である。

 家系は言わずと知れた、横浜の「吉村家」を創始としており、現場で大量の豚骨や鶏ガラを入れては抜いて、ガンガンスープを回していくのが本来のスタイルだ。私はかなりストイックな家系原理主義者なので、味やら作り方やら細かな事を言ったらキリがないが、フードジャーナリスト的に見れば実に良く出来ているパッケージだなと思う。

 接客サービスなども素晴らしいし、私たちみたいなラーメン好きはさておき、一般の人たちはこれで十分満足しているのではないだろうか。その現実を受け止めつつも、古い家系ラーメン好きとしては寂しさがあることは否めない。


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