博多一双 博多駅東本店(博多)
今、博多ラーメンと名乗る店の中で一番勢いが感じられる新進店は博多一双だと常々感じている。同じく勢いのある博多一幸舎での修業を経ての独立。一幸舎のラーメンをベースにしつつも、自分なりの理想を追い求めたという一杯は、博多ラーメンと久留米ラーメンのハイブリッド的なラーメンになっていると思うのだ。
そのキモになる部分はズバリ「脂泡」。このクリーミーなスープこそ、店主の山田さんが一双のオリジナリティとして強調したかった部分。滑らかな口当たりのスープは、豚骨の旨味やタレの醤油感をいい意味でマイルドにしてくれる。濃厚でどっしりとしたスープなのだが、食べやすさを感じるのは間違いなくこの泡による効果が大きいと思う。
荒々しさや雑味が消えて、きめが細かくなったような味わい。それでいてパンチもしっかりとある。2年ぶりに食べた一双本店の一杯は、間違いなく前回食べた時よりも数段レベルが上がっていた。博多の豚骨ラーメンの新たな指標となる一杯になったように思う。
博多一双 博多駅東本店
福岡市博多区博多駅東3-1-6
JR線・市営地下鉄空港線「博多」駅より徒歩7分
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