博多一幸舎 博多デイトス店(博多)
最近の福岡での家系ラーメンブームにあやかったのかは不明だが、泡系ラーメンの一幸舎デイトス店の4月限定メニューが家系ということで足を運んでみた。店の前まで行ったらスタッフの人に「家系ですか?」と聞かれてしまった。動きが完全に読まれている。
泡系ではなくて家系。「博多家系」と聞くと、3年ほど前に一風堂西通り店で出した「博多家系 海堀家」を思い出す。家系と言われると家系になっているのか否かがポイントとなるが、結論から言えば「個性的な家系」であった。
カエシはかなり醤油感の強い吉村家のベクトルを感じるもので、内田家のアドバイスも受けているとかいないとか。ややカドが立っていてノーマルでもかなり塩辛く感じたが、ベースのスープの濃度なども関係しているだろう。スープは恐らく通常の一幸舎のスープか、それをやや割ったかという豚骨スープなので、程よく豚骨臭が感じられる。正しい家系ラーメンは豚骨醤油と言いつつポイントはやはり鶏感なので、そういう意味で個性的な家系。麺は慶史の逆切り家系麺。この麺はこれまで内田家の支店で2回ほど食べているが、茹で加減は今日のが一番良かったかな。
大変美味しく楽しく頂いたが「なぜ一幸舎がこれをやるのか」というストーリーが稀薄。もっと臭くするとか、いっそ泡を浮かべるとか、本当の家系が出来ないことを振り切ってやればもっと面白かったのにな。
博多一幸舎 博多デイトス店
福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス2F 博多めん街道内
JR線・市営地下鉄空港線「博多」駅より徒歩1分
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