魁龍 小倉本店(片野)

 1992(平成4)年創業、小倉を代表する人気店。ラーメン評論家を名乗るには恥ずかし過ぎるほどの初訪問。超大型宿題店にようやく伺うことが出来た。

 初めて魁龍を食べたのは、2001年に新横浜ラーメン博物館に出店した時のこと。その後、博多本店には何度もお邪魔しているが、小倉本店は未訪のままだったのだ。ちなみに創業者でラー博にも出店した森山日出一氏が営むのは博多本店。それもあってか、ついつい後回しになっていた。

 郷愁感漂う佇まいの店舗。平成の創業とはいえ、もう30年も前のこと。平成なのに昭和感。入り口には雷文のおかみさん、宇都宮さんの書が飾られている。2000年前後のオープンのお店にはこれが掲げられていたものだ。懐かしいなぁ。

 詳しい経緯は知らないが、創業者の森山さんはこちらにはタッチしておらず。なのでラーメンも別物。豚頭を呼び戻しで炊く骨粉ドロドロスープはテクスチャーこそ近いものの、味わいはまったく違う。食べ慣れているのもあるのだろうが、個人的には博多本店の味の方が遥かに好みだった。

 衝撃的だったのは、麺の茹で加減で硬めを受けていたこと。魁龍といえば柔麺と刷り込まれている身としては、店内に「カタ」という声が飛び交っているのはビックリした。博多でそんなこと言ったら、厨房から森山さんが飛んでくるぞ。


魁龍 小倉本店
北九州市小倉北区東篠崎2-1-6

北九州モノレール線「片野」駅より徒歩10分

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